love2016の雑記

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気づいた事や感じた事、得た知識などをシェアしていきたいです

愛されてないと愛せない。

「愛されたいなら愛しなさい」という言葉を耳にしたことないですか?

愛されたいと願うとき、この言葉を聞いて相手に愛情を示してもうまくいかなかったという経験ないですか?

 

理由はタイトルの通り明白です。

 

愛されていないとどれだけ愛しても無駄なのです。

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こちらの放つ愛情は、こちらを愛してくれる人にしか価値がないのだから、どれだけ愛情を与えたからといって、必ずしも相手が自分を愛してくれるわけではないのです。

 

巷の意見と正反対なのは理解しています。

でも例えば、虫が大の苦手な人に虫をあげたらどうなるでしょう。

まぁ、怖がったり悲鳴を上げたりするかもしれません。

 

ではその「虫をくれた人」が、大好きで大好きで仕方ない彼氏やわが子だったらどうでしょう。大好きな人がなんの悪意もなく満面の笑みで「ダンゴムシ見つけた!!かわいいからあげる!!大切にしてね!」と言って持ってきたら。

悲鳴を上げつつも、その気持ちだけは嬉しいのではないでしょうか。

勿論、自分は虫が嫌いだから受け取れないとか、自然に帰してあげなと言うとか、その後の自分の行動は自由です。でも、相手を「一気に嫌いになった。虫ごと捨てたくなった。」りはしないのではないでしょうか。

 

でもその全く同じ(悪意なく虫嫌いの人に虫をプレゼントする)行動を、生理的に無理、受け付けないという相手からされたらどう思うでしょうか。

嫌悪感が更に倍増するのではないでしょうか。

 

大好きな人に触れられるのは嬉しくても、会社のセクハラ上司に無意味に肩もまれたり背中触られたりすると吐き気がするように、行為で好きになったり嫌いになったりする前に、

 

まずそもそも相手が好きかどうかが大前提にあるのです。

 

どれだけ悪意がなく、純粋な愛情表現だと言っても、その行いの根底に「私を愛して」という欲望がこもっているのなら、それを必要としていない人にとっては脅威でしかありません。

 

甲斐甲斐しく世話を焼き、常に気を配り、注意し、大切にして見守り支える。

 

これらすべての愛情は、受け取る側が喜ばない限りおせっかいだし下手すりゃストーカー…。

 

だから、愛されることが最優先なのです。

愛するのは、まず好かれてからです。

 

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もう一つ事例として家庭環境での話。

愛されないのは愛していないからだと言う世間一般の言葉が真実だとしたら、

 

ネグレクトや家庭内暴力に遭っている子供たちは、親を愛してないから愛されないのか?

親を愛さない子供が悪いからネグレクトされるのか?

だから子供はネグレクトされて当然なのか?

愛されて育つ子供はまず子供から親に愛情を与えているから愛されるのか?

 

私はそうじゃないと思うのですよ。

親も子供も両方とも、愛して欲しくて必死になってご機嫌伺いしだしたら、それはもうだいぶ破綻しかけている親子関係だと思う。

多少はあると思うんだよ。完璧な理想通りの人間なんていないし、愛されたい必要とされたい構ってほしいという思いから良い子を演じるとか、子供に嫌われたくなくて強く言えないとかおもちゃ買っちゃうとか。

それは家族としての関係を保ちたいと思う気持ちとしてまっとうだと思うしごく当たり前のことだと思う。

 

なんていうのかな。そこには愛情があるんですよ既に。

で、それを失わないためにあたふたしちゃうというか。

 

でもネグレクトや暴力に関してはそうではなく、

既にそこに愛情は存在していないのですよ。

自分を愛してくれていない親に対して子供がいかに手を尽くそうとも、親にとってはすべてが不快でしかない。

 

愛していない人からの愛情アプローチをかわす最良の方法は無視です。

相手が怒ろうが泣こうが媚び諂おうが徹底的に無視すること。

自分の人生からその人の存在を消すこと。

それが無難に関係を断つ最善策。

 

↑↑

このレベルの相手に対して愛されるための行動をとってもすべてが無駄です。

むしろ逆効果でしかない。

どんどん嫌われるししまいには敵意や殺意すら抱かれかねない。

こういう相手に敵意を抱かせない方法は相手を尊重すること、つまり距離を置き自分の存在を相手に忘れてもらうことなのです。そう、愛されることを諦めること。

 

つまり、敵意を抱かせないようにすることはできても、愛されることはできない。

 

愛情って、こちらからいくら望んでも与えられるものでもないし、〇〇したら必ず相手が愛してくれるなんて方法は存在しないんですよ。

 

だから、愛してくれていない相手に愛されるための努力はすべて無駄!!というか迷惑!!と言っても過言ではない。

 

昔から言われている「愛してくれる人と一緒にいなさい」というのは、当時とは意味が違うんでしょうけど、単純明快だなぁとしみじみ感じました。