love2016の雑記

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気づいた事や感じた事、得た知識などをシェアしていきたいです

不幸の肩代わり

誰かが辛い思いをしていると、ふと、自分が代わってあげられたらと思った事がある人もいるのではないでしょうか。

子供が病気をして辛そうにしている様を見たら、母親なら誰しもが自分が代わりたいと思うと思います。けれども実際問題、病気を肩代わりする事は出来ないので出来る事といったら治療法を探すとかいった2次的なものになると思いますし、もし自分の臓器を移植したら治るとしても、その後のリハビリなどはやはり自分で行うしかありません。

 

確かに、人生は辛い事が多い。

 

幸せな時は一瞬にして過ぎ去り、不幸な時間は重くるしく長い。

 

けれども、もし万が一誰かの不幸を肩代わりする事が出来たとしたら、それは、乗り越える幸福をも奪う事になるのです。

お子さんが宿題が出来なくて劣等感を抱えていたからって、お父さんが宿題を片付けてあげていたら、一時的には学校で恥をかかなくて済むかもしれませんが、お子さんの成長にはプラスになりませんよね。

会社でも同じだと思います。

部下が仕事が出来ないからって全部上司がやってしまっていては、部下はいつまでたっても成長せず、環境が変わった際に変化に対応する事が出来ない人になってしまう可能性があります。

 

相手の事を思っているのであればあるほど、本人以外の人間に出来る事は、教え諭し、ヒントを与え、自ら学習するように手助けする事だけです。

その際に、学ぶ楽しさ、困難を乗り越える事で得られる充実感なども示してあげられると良いですね。