愛されていないと気づいても、諦められないのは何故でしょう。
凄く簡単な事。
それは、この人しかいないと思っているから。
この人だけが自分の最良のパートナーだと思っているから。
そして(女性は特に)安定を求めるから、安定していた筈の過去の状況を思い出してはその場所に戻ろうとする。一度安定したのだから戻れるはずだと。
でも、時間は巻き戻らない。
きっかけが何だったかはその時それぞれだけど、
過去ではなく今、この時に、相手が自分を愛していないのであれば、それはもう受け入れるしかない。どんなに取り繕った処で、冷めた心は戻らない。
何かをしないと心が取り戻せないというのが、既に終わっている証拠。
好きな人は、その存在そのものが愛おしくて、何かをしてくれるからというメリットなんて考えなくてもいい、ただそこにいてくれるだけでいいのだというのが愛されている存在であって、〇〇してくれるから好き、〇〇があるから好きという条件付きの愛情というのはいつか破綻すると相場が決まっているのだ。
同じ人間は二人といない。
当然の事なのに、恋愛相談では必ずと言っていいほど「諦めて次行け」と言われる。
次?私にはこの人しかあり得なくて、この人は世界に二人はいないのに?
だから私は敢えてこう言おうと思う。
諦めなくてもいい。
この人以外にいないというのなら、誰がそれを否定し得るか。
だが、検証が足りないという場合もあると思う。
だから、世界中のすべての人間と出会ってみて、それから決めたらいいと思う。
世界中の人と出会ってきたけれど私にはこの人しかいないというのであれば、それを否定する方がおかしいというものだ。
例え相手に必要とされなくても、確かに世界中でただ一人の存在であった人であれば、愛を貫く以外あるまい。
それは孤独を強いられることになろうが、それは自分で選んだ道であり、誇るべき生き方になるだろう。