love2016の雑記

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なんでもお伺い形式にすりゃ丁寧になるわけじゃない

こんにちはらぶです。

今日は相手にお願いする時の言い方について。

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命令系よりは丁寧だが。

私はお客様と関わる仕事ばかりしてきたので敬語には気を遣うところなのですが、以前の職場はだいぶ緩く、アルバイトのなんちゃって敬語でもOKなくらいだったのでみんなそれぞれ自己流の敬語で済ませていました。

 

職場が変わって今度は英語に携わる仕事に就いた時に教材に「単語で話さず文法にする。そしてShall Iなどで「〇〇します」ではなく「〇〇してもいいですか?」などのお伺いを立てるような言い方にすると柔らかくなるとあり、敬語がないと思われがちな英語でさえ相手に対する配慮の言い方があるのだなと感じました。

 

が。

敬語ならなんでもいいってわけじゃない。

説明文を省かない。

例えば、捺印をお願いしなければならない場合。

「よろしければこちらに捺印をお願い致します。」の「よろしければ」には二通りの意味があります。「(契約内容が)よろしければ」という意味であれば問題はありません。しかし「もしあなたが捺印してもいいと思ったら」という意味の「よろしければ」であれば、相手に捺印するかどうかを委ねてしまっています。

もし捺印しなければ書類が成立しないのであれば、安易に「よろしければ」を使わず、()内の確認事項も伝えた上で使用するべきだと思います。

 

「お伺いに見せかけて命令」はよろしくない。

先ほどの例の後半「お願い致します。」は柔らかい指示命令です。

どうしても捺印しなければ書類が完成しないのだからそれを敬語にした形になります。

たまに勘違いして「捺印して頂いてもよろしいですか?」という言い方をされる方がいるのですが、これも先述の通り、言葉では相手に拒否する猶予を与えてしまっているのに実際は断れない書類だったりするとお伺いしている様で実は相手に選択肢がないという詐欺っぽい言い方になります。ただ、自分が選択しているように勘違いさせる言い方の方が相手の気分が良くなるという会話術もあるので一概にも言えないのですが、実際この言い方をしている店員がいて、お客様にも「いや、いいです」と断る方がいて、「あの、押して頂かないといけないので」とここでやっと拒否権のない事を伝える事になっている場面に何度か出くわしました。

そうなるとお客様は逆に、自分で選んだ選択肢を拒否されたようであまり良い気分ではないようでした。

 

Pleaseも重要だけれども

英語でもお願いする時はpleaseを使うと思いますが、やはりpleaseつければ何でも許される訳じゃありませんし、日本語は敬語が難しいとはいえ、相手にどうして欲しいかを伝えるのが会話である事に変わりありません。

相手の意思を尊重しつつ、相手に敬意を払い使うのが敬語だとすれば自ずとどう話せばいいのか気づくのではないかと思います。

 

みなさまがスムーズに円滑なコミュニケーションを図られる事を心よりお祈り申し上げます(*´∇`)ノシ マタネ~♪