付き合っている人が浮気しているか確かめたくなってしまうのは、本当に愛されているか知りたいとか、事実を確認したいとかいうのではなく、
相手に対して何かしらの不満があり、
相手と別れるきっかけを探しているが、
一方的に別れた場合、
思い違いだったのではないか。とか、
早合点だったのではないか、とか考えてしまい、
失った(選択しなかった)未来が輝かしいものに思えてしまう恐れがあるため、
その未来を潰してから別れようという思いから
必死で浮気の証拠を集めるのです。
そもそも別れるつもりのない人は、証拠もない状態で相手の浮気を疑ったりしない。
人間関係の不信感は、大抵相手に対しての不満から発生するものなのだ。
会話が少ない、愛情表現が乏しい、連絡が少ない、プレゼントが少ない、両親や友達に紹介してくれない、デートがマンネリ、または逆に束縛が厳しい、軽くDV気質など…
浮気を疑う理由はイコール自分の中にある相手に対しての不満から生まれる。
しかし不満があるだけで、だからって即別れたいと思っているわけではないのが理性やら表層意識やらの考える所。
けれども、潜在意識的には、
『この人と一緒にいても幸せになれない』
とはっきりと認識しているのだ。
だから、浮気の理由を探して探して、
どうやっても見つからなくっても、
浮気を疑う人は安心しない。
表層意識では「浮気されたくない。だから浮気していない証拠が欲しい」と思って行動しているつもりでも、本心は「なんとしてでも浮気している証拠を見つけ出す」と躍起になっている。
つまり、浮気が見つかるまでは安心できないのだ。
そこには、自分に対する不安や自己否定感が大きく関わってくる。
自分を愛していない人は、他人が自分を愛する事に懐疑的なのだ。
そして、自分を愛してくれる人がいると愛情表現のバランスが保てず、
強い依存になるか、徹底した支配になるかして、自分からその関係を崩しにかかる。
ずっと浮気を疑われている相手は居心地が悪いだろう。
そんな関係が長く続くとは思えない。
そして最終的に破局すると、嘆き悲しみながらも
「ああ、ほら、やっぱり私は愛されていなかった。」と
心のどこかで安心するのだ。
浮気を疑う自分の心を確認しよう
浮気されているのではないかという不安がよぎり、相手に確かめたくなったら、
自分が求める未来がどこにあるのか考えると良い。
本当は、浮気ではなくもっと他の場所に不安やら不満やらがあるのではないか?
もしそうなら、それを改善した方が良い。
そんなものは一切全くなくて、でもどうしても浮気しているとしか思えない、そして浮気は許せないというのであれば、それはもう浮気していると確定してさっさと別れてしまった方が良いかもしれない。
ひとつ言えるのは、浮気の証拠を突き付けたところで、相手の心は戻って来ないという事。
それでも浮気を暴きたいというのなら、それは多分必要な事なのだと思うから、
何の躊躇もなくやってしまった方が良いのだと思う。
関係を続けたいというのなら、浮気の証拠は逆効果でしかないと付け加えておく。