不公平な扱いを受けた時に感じる想いは本能だった。
こんにちはらぶです。
前回の友達カースト最上位さんに関連した話。
差別と不公平感情
私は別に彼の事を嫌っているわけではなかったのですが、どうしてこんなに友人間でランク付けされて下に扱われるのが不快なんだろうと疑問でした。
そしたらたまたま見ていたディスカバリーチャンネルである実験が紹介されていました。以下は紹介元となったTEDの実験。
同じ集団の仲間の猿2匹に対して
「同じ仕事を与えて違う報酬を与える」
という実験です。
最初両者には同じキュウリを報酬として与えます。猿は満足します。
しかし途中から、片方にだけ葡萄(好物)を報酬として与えます。
するとどうでしょう。
今まではキュウリの報酬で文句も言わず仕事をこなしていたもう片方の猿が抗議し始めるのです。
自分の作業に負荷が増えたわけでも、自分の報酬が減らされたわけでもありません。
それなのに、別の猿への報酬が変わっただけで怒り出すのです。
猿にも不公平を感じる神経があるのです。
そしてその不公平感というのは、自分にかかる負荷ではなく、必ず相対的に発生するのだといいます。
ちなみにチンパンジーで実験した時は、葡萄を受け取った方の猿にも変化が出て、平等になるまで葡萄の受け取りを拒否したそうです。仲間意識なんでしょうね。
つまり不公平感というのは理性でどうにか考えるものでもなく、社会生活を送る動物にとって本能に近い部分に根差している様です。
人間なら理性でどうにかできる??
「でもそれは猿だからでしょ。人間はもっと理性的な動物だから不公平くらいでいちいち文句言わないでしょ」って言われそうですが、不公平でも気にせず文句も言わず社会生活を送るものの代表格として思いつくのは蟻などの虫でしょう。
恐らく、どちらがどうという事では無くて、生き抜くためにはどういう性能が必要かという捉え方が違った結果、猿や蟻に進化していったのだと思うので、蟻的考え方の人に猿的考え方を求めても無駄だという事は言えたとしても、人間だから不公平感を消せるという訳では無いのではないでしょうか。
グループ内で不公平感を感じたら
まずやるべきことは自分の価値を高める事。
ただしこれは生まれ持ったものに由来する部分が大部分を占めるのでなかなか難しいのでこれでうまくいかなくてもあまり凹まない方が良いです。寧ろ上手く行かなくて当然くらいの気持ちでいた方が無難です。
あとは仲間を増やす事。
先ほどの猿の実験で言うところの、葡萄をもらう側でありながら報酬を拒否する猿がいる様に、受け取る側でも同意者や味方は存在します。
そういう人を増やしておく事は無駄ではありません。
例えカースト最上位さんに一緒に意見してもらえなかったとしても、ひとりだけ悪者扱いされた時に対する内心は違ってくるものです。
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不公平な扱いを受けた時は、自分を下卑せず毅然とした態度でいましょう。
それは自分の尊厳を守る大切な闘いに他ならないのですから。
みなさまが穏やかな人間関係をお送りできるよう心よりお祈り申し上げます(*´∇`)ノシ マタネ~♪